実は最近、生前整理をはじめたんだ。
え、待ってまだ30代でしょ?もう生前整理を始めるの?
生前整理って老後にやるものじゃないの?
もしかして…メンタル大丈夫?
いやいや全然病んでないよ!
実は、生前整理は早くやればやるほどメリットがあるんだ!
最近は20代・30代で始める人も増えてきているよ!
今日一日をより良く過ごしていくために生前整理を少しずつ始めてみよう!
20代、30代で生前整理を始める人が増えていますが、早すぎるのでしょうか?
実は、早いうちから生前整理を始めておくことで、さまざまなメリットがあるのです。
この記事を読むと、以下のことが分かります。
- 若いうちから生前整理を始めるメリット
- 具体的に何をやるべきか
早いうちに生前整理をやるメリット5選
これまで生きてきた期間が短い分、整理する量が少なくて済む
始めてみると分かるのですが、生前整理にはとても時間がかかります。
自分のこれまでの人生の総まとめとも言える作業ですから、考えることもたくさんあります。
例えば、年末の大掃除を考えてみましょう。1週間に1回、定期的に掃除をしていた人と、年末までずっと掃除をしてこなかった人では、当然、前者の方が、年末の大掃除は取りかかりやすいですよね。生前整理も同じで、60代、70代になってから、いきなり人生の整理をはじめるよりも、若いうちからこまめにこれまでの人生を振り返って整理する習慣を身に付けておいた方が、取りかかりやすいのです。
また、子どもがいない人は、子どもがいない人と比べると、ある程度今後の見通しがつきやすいため、早めに生前整理できます。早めに準備しておくことで、安心してその後の人生を歩むことができます。
万が一のときの、家族の混乱を減らせる
あまり考えたくないことですが、明日生きている保証は誰にもありません。事故や災害、大けがなどのリスクは誰にでもあります。
あなたにしか分からない情報が多いと、万が一のとき、残された家族は、とても困ります。ただでさえ、遺族は精神的なショックが大きく、死後手続きに混乱するもの。生前整理をしっかりしておくことで、その負担を少しでも減らすことができます。
必要なものと不要なものが整理でき、余計なものが増えなくなる
身辺整理や財産の整理、デジタル情報の整理などをしていると、意外と自分に必要のない物を持っていたり、サービスを契約したりしていることに気づかされます。
「本当に自分に必要か?必要でないか?」と自分に聞くことを何度も繰り返しているうちに、新しくものを購入する際にも、自分に聞いてから購入する習慣がつくことで、余計なものが増えづらくなります。
自分の人生と向き合うことができ、本当に自分がやりたいことが見えてくる
生前整理は、多くの人があまり向き合いたくないであろう「死」と向き合う作業でもあります。
もし今日が人生最後の日だとしたら、僕は今からすることをしたいと思うだろうか?
スティーブ・ジョブズ
これはAppleの創業者、スティーブ・ジョブが、毎朝自分に問いかけていたという言葉です。毎日考えることはなかなか難しいかもしれませんが、「今日がもし最後の一日だったとしたら何をやりたいか?」を考えてみることで、自分が本当にやりたいことが何なのかが分かるかもしれません。
周りの人への感謝の気持ちが芽生える
自分の人生でお世話になった人に感謝のメッセージを書くと、「自分は一人で生まれて、生きてきたわけではない」ことが分かり、周りの人への感謝が芽生えます。
結果的に、これからの人生でも、本当に大切にすべき人が分かり、人に感謝する習慣ができ、より良い人生を送ることができます。
生前整理って何から始めればいいの?やるべきことリスト7選
それでは、具体的にどのようなことをやっていけばよいのか見ていきましょう。
身の回りのものを片付ける
まず断捨離をしましょう。自分にとって必要か?必要でないか?を考え、必要でないものは思い切って手放しましょう。
- 服→1年以上着ていない服は思い切ってリサイクルショップやメルカリで売る・捨てましょう。
- 本→何度も読み返す大切な本だけ残しておく。整理が終わったあとは、かさばらないように電子版の購入がおすすめです。
- 家具・家電→壊れていたり全然使っていないものは廃品回収に出す、処分する。PCなど精密機器のデータ消去・無料回収サービスは「リネットジャパン」がおすすめです。
契約書などの重要書類を整理する
整理のポイントは、「自分だけではなく、ほかの家族が見ても分かるか?」です。私は賃貸契約書・電気・ガス・水道などの契約書類を1冊のドッチファイルにまとめ、夫に見てもらいました。あらかじめどこにあるかも伝えておくことも大事です。このときに、あわせて、不要なサービスや高すぎる保険に入っていないかも見直すことが重要です。
不要な銀行口座は解約する
銀行口座は、基本的には、必要に応じて1~3口座にまとめましょう。使っていない口座は解約してすっきりさせておくと遺族の混乱が少なくて済みます。私は、地方銀行の口座を2つ、メガバンクの口座を1つ開設していましたが、ネットバンクと比べて金利が低く、ATMに並ばないといけないため、全て解約し、今はネットバンク2つのみです。通帳がいらないのでおすすめです。
資産目録リストを作る
あとでも述べますが、遺言書を作成するときのために、自分で簡単な資産目録を作っておきましょう。資産目録は遺産の一覧表です。
・金融資産(預貯金・有価証券・貸付債権など)
・不動産(土地・家屋・立木など)
・動産(自動車など)
・負債(借金・カードローン・滞納している税金など)
などに関する情報(金融資産であれば銀行の支店名・口座番号など)を、メモにまとめておきましょう。
デジタル情報の整理をする
不要なPC・スマホはバックアップをとって、データをきちんと消去してから、回収してもらいましょう。
また、各種サービスの暗証番号やID・パスワードなどのも一括管理しておきましょう。 パスワードを自動生成してくれて、一括管理してくれる「1Password」という便利なアプリもあるのでおすすめです。
エンディングノートを書く
エンディングノートは、自分の人生を振り返り、自分の情報をまとめ、お世話になった人のメッセージなどを書いておくことができるノートです。
テンプレートはインターネットで簡単に入手できるほか、最近は100均でも売られています。自分の人生の総まとめができます。
また、相続のほかに揉めるのがお葬式。残された遺族のために、葬式に誰を呼んでほしいかの名前と連絡先がわかる参列者名簿も書いておくと役にたちます。
遺言書を書く
遺産相続で揉めないよう、遺言書を残しておきましょう。遺言書は、相続財産(遺産)についての本人の希望を書いた書面です。メモしておいた資産目録のリストが役にたちます。公正証書遺言の形であれば、法務局に保管してもらうことができます。分からないことは、行政書士や司法書士、弁護士などのプロに相談しながら、納得のいく遺言書にしましょう。
まとめ
生前整理は早めに始めるほどメリットが多いことや、やるべきことが分かりました。
なかなか腰の重い作業かもしれませんが、自分の人生を見直す良い機会となります。まずは身の回りの片付けからでも、少しずつ始めてみましょう!
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