こんにちは。ごろりみと申します。
32歳会社員で、子なし共働き夫婦(DINKs)です。
20代の頃に、子どもが欲しいと思って婚活し、結婚しましたが、結婚後1年ほど経ってから、夫の不妊が判明。
その後、本当に色々な葛藤がありましたが、自分の心としっかり向き合った結果、「私が人生で本当に望んでいるものは子どもではなかった」と気づき、今は前向きな考え方ができるようになってきました。
今、この記事を読んでくださっている方の中には、DINKsとして生きていくことにあたり、以下のようなイメージから、なんとなく前向きになれない方もいらっしゃるかもしれません。
・「なんかDINKsって、自分達の生活を謳歌していて、未熟で自分勝手なイメージ。」
・「子どもいなくて夫婦二人だけって、さみしくないの?老後が不安じゃないの?」
・「共働きでお金がたくさんあったとしても、本音は幸せじゃないんじゃない?」
この記事では特に、今、DINKsという生き方に不安を抱いている方に対して、私なりの前向きに生きるためのコツを3つ紹介していきたいと思います!もちろん、今現在、DINKsの人生に肯定的な方も、もっと前向きに考えられるように、最後まで読んでいただけると嬉しいです!
コツ① 「昭和の価値観」を遠くから眺めてみる
世の中には、色んなことを言う人がいます。
・「結婚して子どもを産んで育ててこそ一人前だ」
・「子どもを産んでいない人は惨め、かわいそう」
・「何で産まないの?子どもって可愛いよ、絶対産んだ方が良いよ」
・「子どもを産まない自分勝手な大人が増えたから、少子化が進むんだよ!」
最近では、ここまで直接的なことをはっきりと言われることは少なくなったかもしれませんが、このような価値観を持っている人は実は多いのではないかと感じます。それはあなたの親兄弟かもしれないし、親戚かもしれないし、職場の上司や友人かもしれません。
私は、このような価値観を、「昭和の価値観」と呼んでいます。
もちろん、価値観に良いも悪いも正解も不正解もありません。だから論破したり否定する必要はありません。
でも、「昭和の価値観」は、あくまでも価値観の一つであって、唯一解ではありません。
もしあなたが、上記のような言葉を言われたら、「あなたはそう思うんだね。」と言う、もしくは心の中で思うだけで大丈夫です。
距離を取って、遠くから眺めてみるだけで大丈夫です。その人の価値観に同調する必要は全くありません。あなたが傷つく必要も、不安になる必要もありません。
そのような理性的な対応ができる大人は、それだけで「一人前」ですし、「惨め」でも「かわいそう」でもありません。
コツ② 不安やデメリットから目をそらさない、早めから対策を取る
DINKsという生き方は、お金と時間の自由度が高く自分の人生に集中できるというメリットもある反面、人によっては次のようなデメリットを感じる方もいるのではないでしょうか。
・人生に生きがいを感じにくい、何のために仕事を頑張っているのか分からない
・子どもに関連するコミュニティに所属できない、孤独感がある
・親戚の集まりで疎外感がある、子どもがいる友人・知人と共通の話題がなく話が合わない
・老後に介護してくれる人がいない、老後のお金が不安
・死後の遺産相続が心配
はい、全部私です(笑)
前向きな考え方ができるようになってきても、全ての不安や悩みが魔法のように消えていくわけではありません。DINKsとして生きていく以上、常に心の中にある悩みかな、と感じています。
ただ、上記の不安に対して、何も対策できないかと言うと、そうではありません。例えば仕事や趣味を充実させて、色んなコミュニティに参加することは可能ですし、老後のお金も、しっかり確保していくことも可能です。私は最近、遺産相続手続きについて学び、生前整理を始めました。それぞれの悩みに対する詳しい対策については、また別記事で紹介したいと思います。
一方で、例えば、収入も多いものの、支出も多く、あまり貯金できていないというご夫婦もいらっしゃるのではないかと思います。お金がたくさんあれば何も心配いりませんが、蓄えや手立てがないにもかかわらず、将来のことを何も考えずに生活水準がついつい上がってしまうというのは危険です。
不安があるのは当たり前。でも不安から目をそらさず、今日から取れる対策を取っていくことが、結果的に不安を減らし、前向きに生きて行くコツだと思います。
コツ③ 自分にとっての幸せとは何か細分化して考えてみる
私は、自然妊娠しない可能性が高い、と判明したとき、「私は本当に子どもが欲しいのか?不妊治療してまで欲しいのか?」と1か月ほど自問自答しました。
それまでの私は、親兄弟の価値観が正しいと思っていて、「結婚して子どもがいる=幸せ」という漠然とした考えで、「私」にとっての幸せをあまり深く考えたことがありませんでした。
しかし、いざ「何で子どもが欲しいのか?」を細分化して考えてみると、以下のようなことに気づきました。
・「私」が、親や周りに振り向いてほしい、好かれたい、承認されたいから
・「私」が、子どもがいる人と共通の話題が持てるから、疎外感を感じたくないから
・「私」の老後が心配だから
・「私」が周りから惨めだと思われたくないから、優しいママとして見られたいから
そうです。全部、エゴに基づくもので、子どものことなんかこれっぽっちも考えていない動機だったのです。
「私が欲しかったのは、子どもじゃなかったんだ。子どもを産んで育てることで得られる見返りが欲しかっただけなんだ。」
「もし、私が子どもの立場だったら、そんな母親の元に産まれたいと思うだろうか。」
「何より、そのような考えの私が子どもを産んだとして、本当に私は幸せなのだろうか。」
「そうでないなら、私が幸せと感じるのはどんなことなのだろうか」
どんどん細かくノートに書きだしていくことで、「子どもは産まなくてもいい」「私にとっての幸せはマイペースに時間を過ごせること」という本当の自分の気持ちに気づくことができました。夫にもそのことを伝え、夫婦で話し合い、不妊治療してまでは子どもを望まない、という結論になりました。ただ、自分自身は子どもを産まないものの、日本の子どもたちに少しでも貢献できるよう、働き続けて社会保障費を納めようと思っています。
これはあくまでも私の例ですが、自分の幸せを突き詰めて考えたときに、「やはり自分は子どもが欲しい。」という結論に至る方も当然いらっしゃると思います。その場合は不妊治療や、あるいは養子縁組を検討するのも一つの方法かと思います。
幸せの形は人それぞれ。良いも悪いもありません。「子どもが本当に欲しいのか?」を少し踏み込んで考えてみることで、気づかなかった自分の本音に気づけるかもしれません。
まとめ:DINKsとして前向きに生きよう!
DINKsとして前向きに生きていくためのコツ3選を紹介しました。
上で少し挙げましたが、DINKsのメリットはなんといっても、お金と時間の自由度が高く、自分達の幸せを追求しやすいこと。
現在、DINKsとして生活されている方や、DINKs希望で婚活されている方、少しでも多くの方が前向きになってもらえると嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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